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help RSS DVD「夕凪の街 桜の国」

<<   作成日時 : 2008/07/26 23:29   >>

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 この映画、好きです。何だかじ〜んと染み込んで来ます。

監督は『半落ち』『チルソクの夏』『出口のない海』などの佐々部清。あらすじは難しいので引用します。
「昭和33年広島、皆実(麻生久美子)は同僚の打越(吉沢悠)から求愛されるが、彼女は被爆した心の傷と、自分が生き残った罪悪感に苦しんでいた。やがて、皆実に原爆症の症状が現れ始める。半世紀後、皆実の弟の旭(堺正章)は家族に黙って広島へ向い、父を心配した七波(田中麗奈)は、後を追う内に家族のルーツを見つめ直す。」

 麻生久美子さんという女優はいいですねぇ。最初に観たのは「涙そうそう」だったかなと思いますが、長澤まさみちゃんよりも麻生久美子さんに釘付けでした。

 最初は戦後13年の昭和33年の広島から話は始まります。被爆して生き残った「罪悪感」というのが私たちには今ひとつ理解に苦しむところなのですが、でもそれが映画ではじんわりと伝わってきます。戦後13年と言っても、今から思えば13年前って阪神大震災があったり地下鉄サリン事件があった年。
 ついこの間じゃないですか!
 Aki兄さんが生まれたのがその1年後ですし、私はその5年後に生まれた訳です。戦争ってそんな昔じゃなかったんだと改めて考えてしまいました。

 この後半の話の主人公である田中麗奈も、最初は原爆なんて過去の出来事と思っていたのが、少しずつ身近に感じ始め、自分もその血を受け継いでいるとリアルに考えるようになっていく。その当たりの描き方がなかなか見事でした。過去と現代を行き来しつつ、その時の感情を上手に表現出来ていたと思います。

 重いテーマを分かりやすく且つストーリー性を重視して、「今でもその話は終わっていない」というメッセージを大切に伝えている映画だと思います。

 これまた星5つです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
尾島公園ってのはもともと軍需工場でして、子供のころは空襲で焼け残った基礎が残ってたかな〜。われわれの住んでたあの住まいも、そこに勤める女工さん達のために造られたそうです。
3丁目あたりは特需で、当時一晩中繁華街から三味線の音が響いていたそうな…今は見る影もないけどね^^;
Aki
2008/07/27 00:55
尾島公園の焼け残った基礎は、私はまったく知りません。あの生まれ育った家もそうだったのですか。そういえばみな同じ作りの家でした。
3丁目もなるほど言われてみるとそんな雰囲気が残っていました。

 生まれ育った家の北にあった廃工場は、Aki兄さんが子供の頃はやっていましたか?子供の頃にたまに忍び込んで探検していましたが、その敷地内に住んでいた家族があって、それが同級生でして何度か遊びに行ったけど母親にいい顔されなかった。あの家族はなんだったんだろう。しばらくしたら引っ越してしまったけど。
 私が子供の頃にもまだほんの少しだけ戦争の残り香が漂っていたようですが、子供の私にはそれが戦争とは結びつきませんでした。
KURI
2008/07/27 09:30
星5つが続きましたね。
宮沢りえの「父と暮らせば」でも広島が舞台でたくさん人が死んだ、お父さんも自分のそばにいたのに死んだ、自分だけ生き残って幸せになっちゃいけないんだ、と主人公は思いつめていました。
戦争をくぐり被爆しただけでも十分つらいのに、そんな思いまで抱いてしまう。
本当につらいことだと思いました。
麦風
2008/07/28 17:06
麦風さん
星5つの映画と出会えるとうれしいものです。
戦争モノの映画はどれもテーマが重いだけに疲れます。ずしりと重くのしかかってくると元気がない時にはツライものがあります。それでも目を背けてはいけないのでしょう。戦争でツライ思いをされた人が必死に「戦争はやってはいけない」と後世の人に伝えようとしているのですから、それをしっかりと受け止めなければ。
KURI
2008/07/28 20:50

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