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太平洋戦争後のBC級裁判の映画です。 名古屋への絨毯爆撃中に撃ち落とされたB29の乗員がパラシュートで脱出し東海師団に捕まった。そして略式判決にて処刑されたことについて、それを命令した岡田資(たすく)中将とその部下19人への裁判が行われた。弁護側は、無差別爆撃を行った爆撃機乗務員は犯罪者であり、その犯罪者を処刑した岡田中将は無罪を主張。検察側は裁判らしい裁判もせずに処刑したことは殺人に等しいとして、それに関わった者たちの厳罰を訴える。 岡田中将は、あの時の状況下では適切な判断であり、すべては自分の責任で行ったことであって実際に処刑を行った部下には何も責任はないと主張する。 自分の信念は曲げず、凛とした姿に心を揺すられます。責任は自分だけにあり、部下たちの命だけは必死に守ろうとする男気に、だらしなく生きている自分の心は打ちのめされました。 途中からシトシトと降る梅雨の雨のような涙が止まらず、最後まで瞼を濡らしていました。 映画の中で「しっかり生きろ」と叱咤激励する岡田中将の声が今でも響いています。 戦後裁判はアメリカ軍による不当な裁判が多かった中、この裁判に関しては反対弁論もかなり許され、検察側も弁護側もそして裁判官も何とか岡田中将を助けようという気持ちにもなってきます。必死に岡田中将を弁護するアメリカ人弁護士の働きぶりにも心を打たれます。 この映画の特徴は、ほとんどが裁判の映像で、再現シーンがまったくないこと。証人の口から発せられる当時の状況を自分でイメージするところにまたリアルさを感じます。その証人は、田中好子や蒼井優などが上手に演じていました。裁判シーンだけで話は進んで行きますが、飽きる事はなく話が進むに連れて背筋が伸びてくるのが分かりました。岡田中将の奥さんを演じた富司純子さん。毎回傍聴席に座って岡田中将を見守っています。まったくセリフはないのですが、その微妙な表情から出てくる愛情がまた涙を誘います。 「もっとしっかり生きなければ」 そんな励ましをもらったような映画でした。 星4つ半です。 |
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KURIさんが書かれたあらすじを読んだだけで |
麦風 2008/07/10 17:24 |
人間と言うのはなぜこんなことをしなければならないのでしょうか。それも、懲りずに何度もくり返します。今の日本は戦争のない世の中なのに、どうしてこんなに自殺が多いのか。どんな世の中が一番いいのだろう?と考えれば考えるほど分からなくなります。 |
KURI 2008/07/10 18:06 |
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